正社員よりも基本給や手当が低めになっている職場が多い
期間工は、工場に勤めたことが無い人や年齢が高い人も採用されることがありますが、正社員よりも基本給や手当が低めになっている職場が多く見られます。また、同じ製造ラインで長く働く場合でもほとんど昇給が無かったり、ボーナスの支給を受けられなかったりすることもあります。大手メーカーの中には、雇用形態に関係なく勤務態度や成績に応じて給料が決まるところや、期間工に対しても様々な場面で手当の支給をしているところも少なくありません。そのため、待遇面で不利に扱われたくない場合は、期間工の採用説明会に参加をしたり、直接求人先に待遇について問い合わせをしたりするなど、できるだけ時間をかけて職場探しをすることが重要です。
社員登用される人数が少なく仕事のモチベーションが下がることも
期間工から正社員になることができる工場の数はそれほど多くなく、数回の契約更新を繰り返した後に職を失ってしまう人も珍しくありません。たとえば、40歳を超えた人については勤め先によって社員登用の対象者から外されてしまったり、社員になれた場合でも期間工と待遇があまり変わらなかったりすることもあるため気を付けましょう。各地で工場を経営するメーカーの中には、社員用余蘊条件について細かく労働者側に提示したり、社員登用に向けたサポートを行ったりしているところもあります。そこで、期間工として数年程度工場の製造ラインで実務経験を積んで正社員を目指したい人は、就職活動中に社員登用の可能性が高い工場を見極めることがとても大切です。
期間工の募集は業種ごとに出る期間がある程度決まっていますが、景気や流行によって工場の稼働日数が変化するのも事実です。求人が出るタイミングを逃さないよう、情報の確認を忘れてはいけません。